みなと幼稚園は近隣各町及び西應寺壇信徒の要望を荷なって設立認可され、幼児の保育と研究を継続しています。
　みなと幼稚園の卒業生は約四千名を数え、地元各小学校をはじめ国立の小学校、私立小学校へもそれぞれ児童を送っています。
　静寂な環境、太陽の光に恵まれた南向きの明るい園舎、都心には希少価値といえる広々とした土の庭園、充実した施設等は通園の便とあいまって幼児を守り、健康にのびのび育てるには申し分ない所です。
　なお、当園所在の西應寺は鎌倉末期、北条氏の創建で、園舎が建っている境内地は安政六年海港条約に基づきオランダ公使館宿舎を置いた場所として、東京都より史跡に指定されています。本園は昭和女子大、青山学院大、川村学園女子大などの教員養成機関より教育実習園に指定されています。

”先ず健康”これがこれが人の一生を通じて最も大切なことです。自然に恵まれた園庭でのびのびと遊ぶことを基本に、園外保育・体躯あそび・プールでの水あそび等の活動を通して、基礎的な体力の充実につとめています。実際の経験によって安全ということの大切さをしっていくことも必要です。積極的な意味での安全教育を進めます。

情緒の安定と社会性

いろいろな活動に意欲を持って取り組み、自分なりの方法で気持ちを素直に表現できるこども。自分の考え、工夫し、友達と協力して一つの事をやりとげる子ども。こんな子ども達が、生き生きと活動できるような環境の設定につとめ、あわせて表現するために必要な基礎的技能を身につける指導を心がけています。

夏期に、屋上プールを活用して水に親しみ、泳ぐ事への興味と意欲を持たせるよう指導しています。

■　編集者取材のコメント
みなと幼稚園さんは、写真をご覧いただく通りNEC本社社屋などの大きなビルが立ち並ぶ中、暖かい雰囲気の商店街が集まる一角にあります。都心の幼稚園では珍しく本格的な畑があり、園児さんたちは四季の変化が感じられる花々がきれいな園庭で元気に走り回っています。