(1) 建学精神(北原キヨ) |
「多くの人々の願いをこめて 今理想の学校 武蔵野東小学校が 誕生する
教育の原点を直視し 視野の広い 創造性豊かな たくましい
信頼される 子どもたちを 育てよう この初心を忘れずに 希望にもえて
道は遠くとも」 |
(2) 教育の目標 |
「正しく(正しい知識と勇気ある行動)・強く(強いからだと根気のよい心)
・美しく(まことの友愛)」を校訓と定め,体力づくりと体験学習を基盤に
した知・徳・体の学習により,豊かな感受性とたくましい生活力を持つ児童を
育成する。 |
(3) 教育の特色 |
○混合教育(健常児と自閉症との交流による相乗効果を目指す教育)
○ 多彩な教育活動(今必要な教育と将来を見通して大切な指導)
・ 英語教育
・ 情報教育
・ 環境教育
・ 校外学習
・ 行事教育
○ 個性を知り、認め励まし、磨き鍛え、質の高い集団をつくる。 |
(4) 平成15年度の教育の重点 |
@「共感」友だちの意見や行き方に理解を示し、相手のことを考え思いやる
気持ちを培う。
A「共生」障害があるなしにかかわらず、いろいろな個性の子供(友だち)
がいて当たり前とする校風を熟成させる。
B「共創」友だちと一緒にひとつのことを創り上げる。 |
(5) 教科指導 |
・指導目標を明確にし学習内容を精選し、反復学習と補習による基礎・基本
の定着を図る。
・指導方法の工夫と改善に努めて、児童の学習意欲を喚起するとともに、児
童の自主的な学習態度をそだてるために、その方法や内容を学年に応じて示
し奨励する。
・専科制(担任=国語、算数、社会、生活科、 専科=体育、音楽、図工、
理科、英語、家庭科、ダンス、読書、コンピュータを取り入れているメリッ
トを最大限生かせるよう、担任と専科・専科と専科の連絡を密にし指導に
一貫性をもたせる。
・平成14年度から学習指導要領が変わったが、必要なことは残している。
特に算数は武蔵野東中学校のカリキュラムとも連携させている。 |
(6) 特別活動 |
・友愛会(児童会)を組織し,みんなのために奉仕することを通して友愛の
心をさらにのばす。
・ 学習成果の発表の場として季節に応じた常時を企画する。行事によっては
その企画や運営面で児童の自主活動の範囲を拡大していく。
・校外学習では事前事後の学習を充実させて体験学習がより深まるようにする。 |
(7) 生活指導 |
・積極性・自主性や社会性を培うと共に、生活指導の充実を図る。(尊敬の
念、けじめのある言動、友愛のある心、道徳的感性や判断,強い意志)
・担任はもとより、担任ではない教員も全児童の担当者であるといいう意識を
持ち、授業以外の時でも適切な指導をする。
・学年に応じて友だち・学校・社会のことを考え、進んでよいと思うことを
実行するよう助言する。 |
(8) 総合 |
・毎週水曜日の1校時は、全校あるいは学年あるいはクラスで活動する。活
動の例としては訓話を聞く、環境について、国際理解について、進学路別
顔合わせ,ディベート大会、NIE(ニューズペーパー イン エデュケー
ション)を通して新聞に親しむ、衛生について、全校レクリエーション、
ボランティア活動,得意なことの個人発表などがあげられる。また、外部
講師を招いて話をしていただくこともある。
・一般の教科の枠にとらわれることなく、今取り組んでみたいことを自由に
テーマにできることと、外部の方の新鮮な話が聞けることが総合の特徴である。 |
(9) 週5日制 |
・平成11年度より完全週5日制を実施。ただし、盆踊り、体育祭、学園祭
式典,発表会、修了式などは土曜日に行う。また、年間5回程度土曜日に
自由に登校してよい日を設定し講座なども設け,子どもが楽しめる場を作
っている。
・土曜自由登校日は9時から12時まで校庭やプールで遊んだり,図書室で
過ごしたり,コンピュータやそろばん,書道、実践教室などの講座に参加
したりできる。 |
(10) 一貫教育 |
・学園には幼稚園2園,小学校,中学校(小金井)、高等専修学校があり、
同じ教育理念のもとで指導が行われている。年間行事やカリキュラムから
日常的な指導方法に至るまで情報交換をしながら相互交流をしている。特
に義務教育段階にあたる小学校と中学校では9カ年一貫教育を強く推進し
ている。 |
(11) 治療教育 |
・自閉児教育を武蔵野東幼稚園から武蔵野東技能高等専修学校までの一貫教
育の中に位置づけ、「生活療法」という独自の教育方法によって指導し成
果をあげている。この自閉児教育は外国でも評価され、昭和62年にはマ
サチューセッツ州の要請もあってボストン東スクールが開校。さらにウル
グアイ、イギリス、韓国などへも本学園教員が指導に派遣されている。 |
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