★音羽ゆりかご会は本年創立７０周年を迎えました。
　去る３月２３日（日）に、東京芸術劇場に於いて記念公演会
　「童謡とその時代」を開催しました。

■プロフィール
　音羽ゆりかご会は、昭和8年に創設された、日本で最も伝統のある児童合唱団です。創設者は『お猿のかごや』『里の秋』『みかんの花咲く丘』等の作曲者として知られる作曲家・海沼實で、その命名は、詩人・北原白秋によるものです。昭和初期より、常に日本の児童音楽界をリードし続け、これまでに日本レコード大賞童謡賞も数回受賞しています。 国内での活動は、政府や官公庁、地方自治体等の主催する式典やイベントをはじめ、ユニセフや赤十字、社会福祉協議会等を通じた、社会福祉活動へも積極的に参加しています。
　また海外では、文化庁の助成金を受けて昭和57年に中国で公演。平成2〜3年にかけてはユニセフ国際フェスティバルに日本代表として招待されました。
　その後もニューヨークのカーネギーホールでの公演をはじめ、97年および2000年にはイタリアの国際児童音楽祭に招待を受けて入賞、98年には長野オリンピックで各国からの招待者を前に演奏する等、世界中の方々からアジアで屈指の合唱団として高い評価を受けています。
■指導方針
　創設者・海沼實の「音楽を通じて、子ども達の心に栄養を与えたい」という信念は、創設から70年余り経た現在もそのままに継承されています。
　音羽ゆりかご会では、「音」を聞き分ける力やリズム感といった音楽的な指導はもとより、グループ指導によるコミュニケーション能力の向上、集中力の養成など、あらゆる角度から幅広い児童教育を行っております。
　更に、礼儀作法や言葉遣いに問題のあるお子さまが増加する昨今では、小笠原流師範による礼法の指導をはじめ、日本の童謡・唱歌などを通じて美しく正確な日本語を学んでいくカリキュラムにも重点を置いています。
　合唱団進級後は歌唱指導と並行して、作詩や作文といった創作活動から創造性を身につける訓練も行っています。
■お母様方へ
　まず、音羽ゆりかご会では、一方的に曲を覚えさせるようなレッスンは行いません。指導者が歌詩の意味を細かく説明し、そのお子様なりに理解できたところで初めて唄わせます。こうした地味な作業の繰り返しは、お子様の自立心や想像力を育てるうえで、非常に重要な事ですが、一般的には、あまり行われていないのが現状です。
　また、児童には難解とされる発声法についても、日頃の話し声を基本にした「自然発声法」による発声なので、一般にありがちな「声の善し悪し」という心配も、「のどに損傷を与える」という心配も、一切必要ありません。
　音羽ゆりかご会では「やる気」と「根気」のあるお子様は、どなたでも大歓迎です。
　■入会の時期・入会テストの有無
　入会の時期（随時） 見学・体験レッスン（有・無料・要予約）
　入会テスト（無） 対象年齢（2歳〜）